意外と盲点な退職時の注意点!
20代で転職を考える際には退職時の注意点についてよく知っておきましょう。まだ社会人になってから間もない人もいるかと思いますし、20代後半になっていたとしても知らないマナーはたくさんあるはずです。そのため退職時に注意しておきたいポイントを押さえて退職をしましょう。
退職意志の確認
退職をする場合、退職をする旨を報告する必要があります。そのため退職の意思表示をする必要がありますが、その前にまずは自分の意志がしっかりと固まっているかどうかをよく確認しましょう。意志が固まっていなければ会社からの引き留めにあった際に気持ちが揺らいでしまいます。気持ちが揺らいでしまうともう少し残ろうと決断を先延ばしにしてしまうことが多いですし、一度退職の意思表示をした後は気まずい状態になってしまいます。また辞める意志を伝えることで昇進や昇格にも大きく影響を与えます。まずは退職を切り出す前の段階で自分の夢やどのようなキャリアを描きたいのかを再確認して、一時的な感情に捉われた転職ではないことを確認しましょう。
切り出す相手とタイミング
退職を切り出す場合には誰に最初に伝えるべきなのか、伝えるタイミングはいつなのかを把握しておきましょう。最初に退職を切り出すべき相手は直属の上司となります。社長や部長などに話をしてしまうと直属の上司の管理能力が問われてしまうこともあります。同僚や先輩に退職意思を伝えていたことから、自分の口からではなく他人から伝わってしまうこともトラブルにつながりかねません。そのため直属の上司に直接伝えることが大切です。
そして退職願を出すタイミングについては会社が退職を了承してからとなります。退職の2ヶ月前に退職の意思表示をすれば、退職する日の1ヶ月前までに提出をすることになります。そのため退職の意思を伝える日と同時に退職願を出すわけではありません。直属の上司に相談をして会社から了承を得てから、退職する1ヶ月前までに退職願を出すことになります。
退職日の決定
法律上では退職の意思表示から2週間でいつでも辞めることができます。しかし会社には就業規則があり、就業規則には1ヶ月前の申し出となっている場合もあります。むしろ就業規則上1ヶ月以上前の申し出を明記している会社がほとんどですので、基本的には退職の意思表示は早ければ早いほど良いです。しかしやむを得ない事情があれば就業規則よりも法律の方が効力が高いので、2週間で辞めることができます。円満退職を心がけて、やむを得ない事情がなければ引き継ぎなどをしっかりと行える時間を設定して退職日を決めましょう。